こんにちは!!!みったままです!!!
前回は、看護師を辞めたい!と思った理由について書きましたが…
https://mittamama.com/kangoshiwoyametai/看護師を辞めるのに、かなり迷いもありました。
なぜ、迷うのか…
看護師を辞めたくない!!とも思っていたからです。
今回は、看護師をなぜ辞めたくなかったのか、辞めたくなかった理由を書いていこうと思います!!
看護師を辞めたくないという理由について、皆さんと共有します!!
看護師を辞めたくない!!!
看護師という仕事が好き!
看護師を約20年という間続けられたのも、好きな職業だからだと思います!
(不満も沢山ありますし、毎日もう辞めてやる!とも思っていましたがね笑)
実は、私は、極度の人見知り…
いや、コミュ障と言った方が現代にはぴったりな言葉かと…笑
人と話してばかりいる看護師には向いていない気がしていました。
(私が看護師になると親に伝えた時には、猛反対されるほどでした😓)
働き出しても、向いてないなと思うことは多々ありました。
続けて行くにつれて、慣れもあるでしょうが、少しずつ克服できていました。
そして、患者さんに言われる、「ありがとう」の言葉や、「あなたはいつもニコニコしていて、気持ちがいい」、「あなたが一番親切にしてくれた」、「本当にお世話になりました」、「あなたには、誰にも話せないけど、本音を話してしまって…。時間を取らせてしまってごめんなさいね」など、自分が一番大切にしている看護観を褒めてくださる言葉や、感謝の言葉を言われると、とても嬉しく、なによりも仕事をしていてよかったと思える瞬間でした。
やっぱり、看護師は患者の言葉一つで、モチベーションが大きく変わると思いますし、やりがいを感じます!!
看護師という職業は、専門職なので、日々勉強です。
わからない事もたくさんありますし、分かっていることであっても、日々、医療は進化しているので、アップデートしていかなければなりません。
私はこの勉強が嫌いではありませんでした。
体のしくみ、臓器の役割、病気のメカニズム、治療するに当たっての看護、そもそも興味のある部分だったので、勉強していても楽しかったのです。
毎日辞めてやる!!と思っていても、結局は好きで仕事をしているんですよね。
キャリアの中断
20年間という、私にとっては人生の約半分を看護師として勤めてきたわけです。
欲を言えば、もっと専門性を高めていきたかったのですが、色々な都合や自分の怠けなどで、タイミングを失い、今に至ります。
今から勉強しても遅くないと思いますが、仕事と育児に加えて、勉強の余裕は私には本当にありませんでした。
そんな大したキャリアを待っていない私ですら、20年というキャリアを全てリセットされる、やめると看護師ではなくなるという、今までの努力が水の泡になるというような、現役ではなくなる寂しさというか、悲しさというか…
なんとも表現しようのない感情でした。
さらに、辞める事により、これまで築き上げた(?)昇給した給料も、また一からのスタートになります。
再度働くことがあったとしても、今より格段に給料は減るのです。
看護師のキャリアが中断されると、ただの主婦。看護師として努力したのが全て水の泡…給料も格段に減る…これも辞めたくなかった一つの立派な理由です!
人とのつながり
約20年も働いていると、とても人とのつながりが深くなっていました。
新人の時から一緒に働いた同期はもう数名しか残っていませんでしたが、学生時代からの友人で、たまにすれ違うだけでお互い頑張ってるね!!と励ましあえる仲でした。
そして何より、一番つらい時を共にした同僚は、悩みがあれば相談をしあい、心の支えでした。
(2010年頃、制度が変わり、看護師が一気に増員になり、忙しさも少し緩和されましたが、それまでは、日を跨ぐことは当たり前なのにも関わらず、超過勤務の手当もありませんでした)
若かりし頃は、(約20年前)飲みにケーションと言われる時代でしたので、同世代の看護師、医師でよく飲みに出かけていました。
その時代を共にした同僚はやはり、格別に仲がいいものです。
その仲間たちとは、部署も変わってバラバラなので、実際は一緒に働いているわけではないのにも関わらず、一緒に働けなくなるのか…という寂しさは不思議なことに、ものすごくありました。
同じ病院に居ると、また一緒に働けるかもしれない!と、思っていたからかもしれません。
同僚と過ごした場所、時間はやっぱり宝物です☺️それがなくなるのもまた、辞めたくない理由でした。
再就職困難
一度辞めると、再就職が難しくなるということも、私を悩ませる原因の一つでした。
看護師は、資格があるので、就職先に困ることはありませんと前述しましたが、それはその通りです。
大きな病院、町のクリニック、老人ホームなど、看護師の募集はたくさんあります。
ただし、パートやアルバイトの場合です。
正規職員として働くには、やはり、条件があったりするのです。
年齢制限となると、どうしようもありません😓
子どもが小さいうちは子供との時間を優先したい!!看護師だから、子供が大きくなったらまた再就職して看護師として働いたらいいや!と思っていても、子供が大きくなるころは、自分も年を取っています。
正規職員の年齢制限をとうに通り越しています。
どうせ働くなら、正規社員の方が、給料や待遇がいいから…と思い、すごく悩みました。
一度辞めると、正規職員として働くのは難しいかも…
辞めるのはいつでも辞められるけど、再就職は難しい…
これが一番悩んだ理由かもしれません。
さらに、社会問題(言い過ぎ?)にもなっている、潜在看護師の存在。
一旦、看護師を離れてしまうと、再び看護師に戻るのはかなり困難だということ、世の中が物語っています。
ブランクがあると、医療はかなり進歩しますので、再び一から勉強のし直しです。
注射や採血に関しても、ブランクがあると、失敗しやしないか…かなりのプレッシャーです。
若いときにバリバリ働いていたからできる!!という簡単な問題ではありませんし、簡単にプライドもメンタルもズタズタになることは、容易に想像できます。
子供が大きくなってから再び働くということは、「看護師に戻れるのか」問題があります。
次の就職は、子供が成長した頃、自分もかなりのおばです(笑)再就職できるのか…😱かなり悩みました💦
お金の不安
仕事を辞めるということは、収入がなくなるということ。
誰もが一番気になる部分だと思います。
これまで夫婦共働きだったのが、私が退職することにより、給料が半減し1馬力となります。
夫はサラリーマンなので、安定した収入があります。
私が退職しても、贅沢しなければ、生活できる給料はあります。
そして、私はこれまで約20年間、同じ病院で働き続けていましたので、少なからず昇給していました。
20年間の蓄積が、辞めて、また別のところで働くにしても、ゼロからのスタートになります。
ここまで頑張った自分の努力が報われないのか…と、悲しくなりました。
私は社会人になってからこれまで、自分の収入があり、自分の好きなものは誰の許可を得るでもなくお買い物してきました。
(結婚してから、大きなお買い物するときは、夫に相談することはありましたが、基本欲しいものは自分で購入していました)
収入がなくなると、自分の好きなものも変えなくなるのか…、これまで以上の節約をしないといけないのか…、旅行に行く回数も減るのかな…など考えると、辞めてもストレスはかかるのかな…と悩んでいました。
しかし、これまでの貯蓄で、しばらくは生活することができる。
子供の小さい今は、後から戻ってこないが、お金は後から戻ってくる!!
(働き続けるよりは生涯の収入は減るかもしれませんが…)
正規社員としてではなく、パートとして働くにしても、給料はもらえる…など、考えると、お金より大切なものがあることに気づきました。
お金がないと生活はできませんが、子供の幼少期は今だけ!!もう一生戻ってきません!!
さいごに
結局、私は、お金、仕事よりも、家族を選びました。
価値観、経済状況は人それぞれ違いますし、周囲の協力を得られる環境なのか、家庭環境も違います。
何を選んでも、正解はありませんし、不正解もありません。
私は、周囲の協力を得られる環境でもありませんし、看護師という仕事は、時間休もなければ、年休もなかなか使えない、子育てしながら働くにはとても厳しい職業だったということもあります。
家庭環境、職業、経済状況、自分の気持ちを整理して、悩み抜いた結論でした。
看護師を辞める決断したのは、今の私には間違っていなかったと思います。
少しでも看護師という職業が、働きやすくなりますように。
そして、私と同じ悩みを抱えるお母さんが、幸せに暮らせますように。