看護師

看護師、夜勤の日の過ごし方

こんにちは!!みったままです!!

5月に入り、新人看護師の皆さんも夜勤が始まる頃でしょうか!

初めての夜勤、緊張ですね!!

今回は、総合病院で約20年勤めたみったままが、夜勤中とその前後の過ごし方について、経験談をお話しようと思います!!

その前に。

夜勤の勤務体制は病院や看護体制によって違うと思いますが、私が勤めていたところは、入職時、三交代でした。

三交代は、夜中に終業して、帰宅する事になります。

夜中に女性が歩いている!と、オオカミは放っておけないのでしょうか…襲われるという事件が相次ぎ、可能な限り二交代に変わっていきました。(あ、理由はこれだけではありませんよ笑)

ただ、業務的に、看護体制的に?厳しいところは今でも三交代のところも少なくないと思います!

夜勤は、人の生態反応に逆らうことをしますので、身体がきついのはもちろんですが、生活リズムを整えるのが難しいです。

そこで、どちらも経験した私が、前後の過ごし方について、お伝えします!!

ちなみに、私が夜勤していたのは、子供が産まれるまで。(子供が産まれてからは、夜勤免除の制度を利用していました)

ですので、かなり、自由気ままな過ごし方となっています。

まれに子供がいるママさんもいましたが、その方たちは、自宅では子供の面倒を見る時間が必要になりますので、私の過ごし方とはまた全然違う過ごし方になると思いますし、睡眠時間も全然確保できないことになると思います。(かなり過酷な夜勤をされているというのに、尊敬です!!!)

三交代

三交代は、準夜勤と深夜勤に分かれます。

三交代の場合の、夜勤を含む勤務シフト例は、

日勤ー準夜勤ー準夜勤ー休みー日勤…

日勤(早出)ー深夜勤ー深夜勤ー休みー日勤…

と続くことが多いです。

準夜勤前

前日は、できる限りというか、好きなだけ夜更かしです!

撮りだめしたテレビ、好きな動画を見たり、メイクの研究したり、ヘアアレンジの練習したり、好きなことをして夜更かしできる日…リフレッシュできる良い時間でした!

そして、夜勤に備えて翌日の昼頃までたっぷり寝る!!

昼頃起きて、とりあえず、腹ごしらえです!

そして、身支度を整えても、まだ少し時間がある!

夜勤のために調べておきたいこと、勉強しとかないと行けないことなど、準備をしていきます。夜勤に備えて、体力は温存です。

そして、いざ、出勤です!!

準夜勤後

準夜勤終了は、病院にもよるでしょうが、深夜1時が定時でした。

それから、残業がある事が多いので、余程遅くなければ3時ごろの帰宅になります。

(本当に遅い時は5時、6時で空が明るくなっていることもありました)

帰宅後、寝支度です。さて、寝ようかな!と思う頃には、朝方です。それから、次の日の準夜勤に備えて、昼過ぎまでたっぷり寝る!

という感じでした!

ただ、準夜勤の次の日が休みの時…昼過ぎまで寝ますので、1日がほぼ寝て終わります…

私が三交代していた頃は、若かったので、早く起きて活動することもありましたが、やっぱり次の日の仕事がキツかったり、睡眠不足で遊びに行くのもキツイので、できる限り予定は入れないようにしていました。

深夜勤前

深夜勤は、深夜0時から朝9時頃の勤務です。

日勤終わって、その日の日付けが変わる深夜0時から勤務ですので、日勤から、時間との勝負です!

いかに、早く仕事を終わらせられるか、1分、1秒無駄に出来ない感じです!

素早く仕事を終わらせて、すぐに帰宅!

帰宅後は、お腹空いていれば、何かをパクッと。(パンやおやつ程度です)

お風呂に入らずに、お布団には入りたくないタイプですので、すぐにお風呂!!

そして、すぐに寝支度!!

少しでも早く布団に入ります!

そして、眠れても眠れなくても、とりあえず、目をつぶる。

眠れなくても、目をつぶって横になるだけで、疲労回復にはかなり効果がありますので。

その間の睡眠時間は、2〜3時間です。

そして、簡単に化粧をして、23:30頃、出勤します。

(夜勤は、すっぴんの看護師もいました。が、私はすっぴんに自信がないので、化粧していました)

深夜勤後

深夜勤の終わる定時は、9時頃。

それから残業して、10時〜11時頃。

昼前に帰る感じでした。

帰る頃には、眠くてフラフラ、お腹はぺこぺこです。

お風呂に入ったり、ご飯を食べたりすると、もうぐったり。すぐに、爆睡です。

そして、また夜に起きて、支度を済ませて、23:30ごろに出勤します。

深夜勤と深夜勤の間の日を、通称“深夜なか”。深夜勤の次の日が休みの日が、通称“深夜明け”。

深夜明けは、看護師以外の友人に、「休みみたいな事よね?」と言われて、看護師はモヤモヤするというのは、あるあるですが…

帰宅して爆睡し、暗くなったころに起きて…でも、疲労はそんなに簡単に取れていないので、夜も普通に眠ります。(いつもいつも眠れる訳ではありません。時には、目がギンギンで全く眠れなかったりもします。)

若いうちは、寝てる時間がもったいない!!と思って、無理してお出かけしたりしてましたが、運転が危ない!!友達と話していても、会話が入ってこない…

それが分かって、ただ、危ない、きついだけ…となることが分かり、数年経ったら、深夜明けで遊ぶこともなくなりました。

ニ交代

ニ交代は、夕方16時頃から翌朝9時頃までが仕事です。

その間、休憩が取れないことも少なくないので、ほぼぶっ通しで働き続けることも。

休憩が取れない前提で準備しておかないと、心が折れそうになります。

ニ交代前

準夜勤前と似ていますが、それでも、準夜勤は8時間耐えれば帰られますが、ニ交代は翌朝まで働き続けることになります。

そのため、夜更かしは準夜勤の時ほどはしなくなりました。

そして、夜は、眠れるだけ眠り続ける。一旦起きてしまうと、身体も覚醒するので、出勤ギリギリまで布団の中で横になっておく。

目が覚めても、その時間が来るまでは布団からでない!!と決めていました。

そして、出勤時間近くなると、ムクっと起き、休憩が取れないことを仮定して、食べられる分だけ、お腹をパンパンにしていきます。

身支度が整ったら、いざ、出勤です!!

ニ交代後

勤務終了後は、話しかけられないと目が勝手に閉じてしまうぐらいの眠気との闘いです。

その眠気と闘いながらの帰宅。

それと同時に、ものすごい空腹です。休憩が取れていて、何か食べていても、必ずお腹がすきます。

帰宅して、とにかくすぐにシャワーで寝支度を整え、いつでも寝れる状態にして、ごはんを食べる…

そして、爆睡…

さいごに

私の周囲からは、「ニ交代の方が夜勤が一回で終わるから、その方がいい!!”深夜なか”は眠れないから、すごくきつかった。」という意見が多かった一方、「三交代は、とりあえず、準夜勤帯を乗り切れば仕事が終わるが、ニ交代は乗り切ってもまだ、かなり先に朝の戦闘が待っている…というのに耐えられない!!」という意見もありました。

私は断然、後者でした。

ニ交代は、18時間~20時間近くの勤務時間、休憩も十分ではなく、体力がなくなっている朝方の看護…思考回路停止していますので、いつ事故が起きてもおかしくない!!という状況です。

三交代のように、二回続かないというメリットは共感できますが、それ以外のメリットが私にはありませんでした。

夜勤は、ホメオスタシスの乱れから、倦怠感・疲労感がものすごくあります。

そして、その倦怠感、疲労感が元に戻らぬまま、次の夜勤を迎えることになります。

若いうちは、体力でどうにかなっているかもしれませんが、身体は正直で、きちんとダメージを受けています。

夜勤の前後はしっかりと休息をとって、身体の回復に努めるようにしましょうね!!!