こんにちは!!!みったままです!!!
私は、約20年間、総合病院の看護師として働いていたのですが…
今回は、数多く出会ってきた医者について語ろうと思います😁
医者って、高校までの友人にいなければ、なかなか出会う職業の人ではないですよね😅
医学部は、他の学部とはキャンパスが離れていることもあります(医学部は付属病院の近くにある)し、部活も医学部、歯学部、薬学部(医歯薬)だけの大会や、医学部だけの大会があるように、部活でも繋がりがなかなかないと思います。
(現に、私は、パイロットや弁護士の養成とは関わりのない学生生活を送っていたので、パイロットや弁護士の友人はいません。)
(私の友達が少ないだけでしょうか笑)
高校でも、結構な優秀な学校にしか居ない人達ではありますよね😅
出会うとしたら、子供の親が医者だった…とか、引っ越したらご近所さんに居たとか、そういう感じでしょうか?
医者って、どんな人達なんだろう?と思うことはありませんか?
私がこれまで見てきた、医者の良いとこも、悪いとこも、全て晒しちゃいます〜😁
では、早速、みんな気になる、悪い医者、晒しちゃいましょうか(笑)
悪い医者
これは、人による部分が多くありますので、全員に当てはまる事ではありませんので、ご注意ください💦
そして、私の知ってる医者ではない人たちと比べて医者は…という感じで、私が出会った医者のあるあるです!
威張っている
私が就職した約20年前に比べると、かなり割合は減っているとは思いますが、やはり、そこそこいます。
大学に入るのも難関で、かなり勉強を頑張ってる方達だと思いますが、話の流れで、医学部と伝えると、周りの皆からは、「すごいねー!」とさぞかし言われ続けたでしょう。
そして、若い頃から、「先生!」と呼ばれる特殊な仕事。
患者からすると、命を預けるのですから、よろしくお願いしますと深々と頭を下げられ、治療が成功した暁には、ありがとうございますと、また、深々と頭を下げられ…神のような扱いを受けるのです。
そして、何をするにも診療の補助をしてくれる看護師がそばにいる。気が効く看護師なら、「これ、やっておきます!」と、何でもしてもらえる。
医者がしなければならない処置などの、準備、後片付けは、看護師です。
(当たり前ですが、看護師がしないといけない決まりはありませんし、医者がして良いのです。が、してくれる医師は、1割、いるでしょうか…いや、きっといません…)
それだけ、やってもらって当たり前の世界で社会人となれば、その後の人格は…
言わずもがなですね(笑)
それぐらい、自分でできるだろ~っていうことも、看護師に依頼してくる、もしくは、看護師は優しい人が多いので、看護師が自らしておきますと言うので、甘えていることは多々あります。
気持ちのコントロールできない
看護師は、医師に確認すべきことが多くあり、電話を掛けることが多々あります。
暇ではないことは分かっています。
が、相手への気遣いとして、電話をかけ、「今、よろしいでしょうか」と確認をすると、このような返答がかえってきます。
「忙しいんだけど、なに?」「今、〇〇中。後にして」
相手への気遣いができる方であれば、こんな言い方しませんよね。
そして、要件を伝えると、「それ、今じゃないといけない?」などと言われることも良くあります。
その他にも、「患者が○○と言ってますので対応お願いします」というような依頼をすると、「なんで?それをするのが、看護師の仕事でしょ?」と怒り気味に言われることも。
ちなみに、看護師の保身のために言いますと、患者対応は内容によっては、看護師の仕事ではないことも多々あります。
看護師で対応できる範疇を超えているから、医師に電話をかけているのです。
医師が処方した薬を飲みたくないという患者がいるとします。看護師であっても、その薬が必要なことは分かりますので、必要性を十分に説明したうえで、それでも飲みたくない患者がいるとします。
それを医師に伝えると、それは説得して飲ませるのが看護師の仕事だろという医者がいます。
治療の一環で、どうしても必要な薬ならば、医師が患者に薬の必要性を説明をする必要がありますし、それでも患者から嫌だと言われるのであれば、似た代わりの薬を考えるか、患者が飲みたくなくて辞められる薬ならば、辞めた方がいいですよね。
いずれにしても、この仕事は、処方薬の判断であり、医師の範疇なのです。
他には、要件を伝えるときの相槌も明らかにイライラしている。
そして、急ぎの要件でなくても確実にしてほしい仕事(処方依頼、指示だしなど)を伝え、後からすると言われても、そういう場合はほぼしてくれていません。
(そもそも、処方は、医師がするもの、医師の仕事であるので、看護師が処方を依頼することはおかしなことなのです。処方を出し忘れるから、適切な治療が行えるよう、患者のために看護師がその尻ぬぐいをしているのです。それにイライラするのがおかしな話ですよね。)
依頼をした仕事もしてもらえず、電話をすればイライラされる上に、相槌も明らかに早く終わらせろ~というパワーを感じる。
忙しい時に話しかけられて仕事を中断させられるストレスは私にもわかります。
が、大人として、社会人として、そこで明らかにイライラされると、周りの空気も悪くなりますし、良くない事ぐらいわかりますよね。
ちなみに、私も性格歪んでますので笑、(いや、こういう人達を相手にしていたから、歪んでいったのか…)「今、電話よろしいでしょうか」と聞いて、理不尽な怒られ方や機嫌悪い返答を聞くのが嫌なので、一切この言葉を言いません😂
結構何でも適当
これは、治療に関することではなく、システムに関することです。
私が長年勤めていた病院は、総合病院で、地域内では、比較的大きく、システムも比較的厳しめでした。
暗黙の了解で進む仕事があるかと思いますが、私が勤めていた病院では、「暗黙の了解」でできる仕事であっても、必ずカルテに証明、証拠として記録する必要がありました。
(看護師の友人やその友人から聞く噂によると、近隣の病院の中でも、かなり決まり事をしっかり守る病院だったようです。)
看護師は、何かが起きてから責任を問われるのが嫌ですので(みんなそうだと思いますが)、医師の指示のもと実施したことを証明できるよう、医師の指示を入れてもらうのですが…
それが、近隣の病院ではしない事をやらされるので、それはそれは適当…面倒なことは分かっていますが、そうしておかないと、何かが起きてからでは遅いのです。そして、何かが起きた時には、医師自身も、責任に問われることになるのです!!
それなのにも関わらず、結構適当…。根本が看護師は真面目、医師は適当なのかなといつも思っていました。
よく考えると、私が通った看護学校も含め、看護師仲間に聞いた話では、学生時代、代返なんて以ての外。毎日朝から夕方までみっちり授業、実習ともなれば、看護師からは冷たい目で毎日おびえながら実習をし、その後にレポートを作成し、夜寝る間もないというのが、当たり前。
が、医学部は、代返なんて当たり前。医者になろうともいう方たちが、真面目に授業すら受けない…そして、実習中も、医学生だけに与えられた誰にも見られない密室で、勉強やレポートはありますが、実習時間中に自由時間がある…
何、この差…衝撃を受けたことを覚えています。
(こんなに頑張って看護師になっても、適当に医師になった人たちの半分かそれ以下の給料しかもらえない…最終施行者は看護師で、責任に問われることが多いのも看護師なのに)
医者の良いところ!!!
そんな医者でも、いいところはあります!!
入院患者の様子を毎日確認する
これ、私の中では当たり前ですが…(毎日確認する必要があるから入院させているわけで…)意外と、していない医師もいます。
が、半分以上の医師は、毎日入院患者の様子を見に来ます。(医師によっては土日などの休日も来ていました。が、ここ数年の医師の働き方改革で、来ない医師が増えました)
出張や違う病院の外来診察に行く日などで、どうしても病棟に来れない日は患者に来れないことは直接伝えていたり、代わりの医師に依頼していたりと、休みを惜しまず、患者の様子を見に来ようとする姿勢は、素晴らしいと思います!!
医師は、勤務時間内は、検査や手術をし、その合間を縫ってに入院患者の様子を確認しに行き、必要な薬を処方する…検査や手術の症例数が多いと、勤務時間内に入院患者の様子を確認できず、検査が終わった夜になることも多々あります。
そして、検査や手術の記録を事細かに記録をし、一日が終わるのですが、その他にも研究をしていたり、その成果を学会で発表したり…時間外にも沢山仕事をしているのです。
そんな中、毎日患者の元へ足を運んでくれる医師、その姿勢は、本当に素晴らしいです!!
患者の希望を聞いてくれる
そもそも、病院に来るのは、何かしらの治療をしてほしいぐらいの体調不良や病気があるから病院に行きますよね。
それならば、医師の言う、薬を飲んで、必要であれば入院して、必要があれば手術を受ける。というようなことを、高齢者や仕事を忙しくしている方は、拒否されることがあります。
体調不良を治してほしいのであれば、医師の言うことを聞かねば、治るものも治りませんし、言うことを聞かないのであれば、なぜ病院にきた?!と思ってしまうのは、私が看護師だからでしょうか。
治療の緊急性が低ければ、延期も可能ですので、それは可能だと思います。
しかし、緊急性が高いにも関わらず治療を受けようとしなかったり、薬を飲みたくないと拒否したりすることがあるのです。
私は理解に苦しみますが、そういう頑固な人はいくら言っても聞く耳持たずなので、医師も融通を利かしてくれている感じです。
言うことを聞かない患者であっても、医師は見捨てたりしませんし、最後まできちんと治療してくれます。赤の他人であるのに…
仕事とはいえ、かなりストレスがたまると思いますし、大変なのに、優しく対応されている医師を見ると素晴らしいなと思います。
看護師の仕事の負担を減らせるよう協力してくれることがある!!
看護師は医師の処方待ちだったり、医師の指示がないと実施できずに、仕事が滞ることが多々あります。
医師が忙しいことは分かっていますが、看護師も忙しい時間の合間を縫って、医師の指示のもと看護を実施しているのです。
その、指示がないことには、仕事は終わりません。
気が利く医師は、担当医が忙しいことを察し、代医として、処方をしてくれたり、指示を出してくれたりします。
そういう医師がいるときは看護師の仕事がはかどる~!!!
看護師の中での人気ランキングナンバーワンになること間違いなしですね!!
そして、入院患者の中には、まれにモンスターペーシェントがいます。そんな患者が一人いるだけで、看護師の仕事は全く進まなくなります。
入院するにあたり、看護師の指示に従わない場合は、退院してもらいますと、事前に説明しているにも関わらず、言うことを聞いてくれない患者に対しては、ビシッと説明してくれます。
(モンスターペーシェントは、医師から突き放されると、治療をしてもらえませんので、看護師の言うことは聞かないのに、医師の言うことは聞くのです。)
看護師の仕事ははかどるし、看護師の味方をしてくれる医師は、やっぱり人気ですよね~!
昔、私が出会った医師が神だった…
まず、ナースステーションによく滞在される医師でした。カルテを使用する仕事をする時はナースステーションで仕事をされるのです。(電子カルテは、医師のカンファレンスルームや医局でも使用できます)
そして、色々な看護師に声をかけてくれます。
仕事の話はもちろん、たわいもない世間話まで、色々と話しをしてくれていました。
そうやって、看護師との距離を縮め、看護師全員と仲良くなっていくのです。
その一番の目的は…
患者の一番そばにいる看護師が、少しでも患者に違和感を覚えた時、医師に報告するか迷った時、仲良くなっていれば、報告、連絡してもらえる。そうすることで、救える命が増える。
これだけでも、本当に素晴らしすぎます。
そして、ナースステーションに滞在している理由は…
患者の急変があった場合、1秒でも早く患者の元へ行けるから。
実は、急変が起こる時間帯は、結構似たような時間だったりするのです。
その時間帯に、いつの間にか現れ、看護師と世間話をして、その時間帯が過ぎる頃に居なくなるのです。
(ちなみに、その医師がナースステーションに滞在している時間が多い日は、患者が急変する可能性が高いということ…考えると怖いですが、医師が横にいる安心感、半端ないです!)
そして、電話ではなく、直接看護師が相談しやすい環境を整えてくれていたのです!!
さらに、電話をするときは、(看護師はたいてい、医師のご機嫌伺いをしながら電話をしないといけませんが…)その医師は、いつでも明るく電話に出てくれて、どんな相談であっても、優しく返答してくれます。
夜間など、寝ているときの電話であっても、絶対にいつもの調子で、明るく出てくれるのです!!!
これも、もちろん、看護師が少しでも、どんな内容であっても、気軽に電話ができる環境を整えていてくれたのです。
こんな素晴らしい医者は、看護師人生の中でも、一人しか出会ったことありません。
さいごに
看護師の仕事は、患者と医師にかなり左右されます。
患者の状態や医師の仕事のスピードによって、はかどり方がかなり違います。
とはいえ、患者の状態が最優先、医師はかなりの激務であることは理解していますし、共に協力していかねばならない関係であることに間違いありません。
医師によっては、うまくやっていくのが難しい場面もこれまで沢山見てきましたが、患者のため、自分をいろんなことから守るためにも、いい関係を保って働きたいものですね。