こんにちは!!みったままです!!!
看護師の仕事って、3K(きつい、汚い、危険)って言われているのはご存知だと思いますが、私は働き出して初めて実感しました。
ただ、最近は9Kと言われているのはご存知ですか??
上記3Kに加えて、規則が厳しい、給料が安い、休暇が取れない、婚期が遅い、化粧が乗らない、薬に頼って生きている、の6Kが加わって9Kと言われているようです。
過酷な労働環境、帰れないなども含まれることもあるようですが…
初めて聞いたときは笑ってしまいました。なぜなら、全部当てはまりますから!!!当てはまりすぎるのです!!!
そして、実際に働いて感じた9K…看護師の本音、暴露しちゃいます!!!
きつい
体力的にも、精神的にもきつい仕事の一つだと思います。
夜勤をするような病棟勤務は、ホルモンバランスも崩れやすく、疲労が回復する前に次の夜勤をせねばなりません。
若いうちは何とか持ちこたえていても、30歳を過ぎてくるとかなりダメージが大きくなってきます。夜勤をしている看護師に若い子が多いのは、きついからです!!
そして何より、力仕事も多く、自分より大きな人を抱えることも少なくありません。腰痛持ちの看護師も多いです。(私も腰痛持ちです…)
また、元気に退院する患者ばかりではありません。人を看取る仕事でもあるのです。
普通に生きていて、人が死にゆくさまを見る事は滅多にありませんよね。配属部署にもよりますが、長年勤めていると、何度も人の死を目の当たりにするのです。
原因は何であっても、相手が誰であっても、怖い、悲しい、自分は何の手助けができたのだろうという思いはあります。
特に、急変に当たった時には、こういう行動をとっていれば死ぬことはなかったのかも…など、自分を責めることも多々あります。
そして、自分の行動一つで、医療事故が起こりかねないというストレス。
自分の観察不足で患者の症状が重篤になることもあります。勤務中は自分の担当患者に目を光らせ、休まる時はありませんし、いつも神経をとがらせています。
それに加えて、簡単にキャパオーバーとなるぐらいの業務量。毎日、マラソンか?!というほどバタバタと動き回っています。
汚い
看護師の重要な仕事の一つではあるのは分かっていますが。
汚いものは汚い!!!!
排泄処理やドレーンの排液、排膿している創処置など…
好き好んで人の排泄物を扱う訳ありません!!
手袋していても、腕などに付いてしまうなんて事故もあります!!悲鳴を上げたくなるほど、イヤなことですが、我慢しているのです。
危険
看護師をしていると、採血や点滴の血管確保は避けて通れません。
患者に刺した針を自分に誤ってさしてしまうと…患者の持っている感染症に感染します。
その他、患者の血液や体液が自分の目や擦り傷(あかぎれなど)についてしまったら…感染してしまいます…!
針、血液などは、目に見えるもので、気を付けようがありますが…(気を付けていても、どうしようもないときは多々あります)
記憶に新しいところで言うと、新型コロナウィルス感染症が急増しましたが、目に見えないウィルス(細菌も含め)、どこにいるかもわからず、自分がいつ感染してしまうのか、という恐怖にさらされています。
結核患者など、隔離が必要な患者であっても、誰か看護師が看護するために部屋に入る必要があるのです。
自分の身の危険を晒してまで看護師は働いているのです。
規則が厳しい
病院によって違うとは思いますが、ヘアカラー〇番までなど、指定されている施設も少なくないと思います。
髪の毛は、肩に付くなら結ぶ。結ぶならお団子。肩につかなくても前に垂れてくる髪の毛は止める。目より長い前髪は止める。結ぶゴムは黒・紺・茶。同色のシュシュはOK、アクセサリー禁止、夜会巻きは禁止など…
靴下の色は白、カーディガンの色は白、まつげエクステ禁止、爪は短く切る、ネイル禁止、派手なメイク禁止、靴は白のスニーカー、腕時計禁止…
ぱっと思いつくだけでも、沢山ありますね😓
ただ、接客業、営業などは、比較的規則は多いのではないのでしょうか?
それにしても、ここまで必要かな?と思う様な規則もありますよね😅
給料が安い
どうやら、一般的な平均月収よりは、数万円ほど、看護師の方が高い様ですね。
ただ、看護師の月収の高さは、夜勤でまかなっている様なものです。
夜勤は、夜勤手当て、夜間看護手当が付きますので、夜勤をするだけで、数万円プラスされるわけです。
ただ、夜勤をしなければ一般職と大差ない給料…夜勤の体への負担を考えると、夜勤手当てがついて当たり前です!
さらに、前述した様な、危険を伴う仕事、身体的にも精神的にも負担が大きい仕事…などを加味すると、一般職プラス数万円では、割に合わない!!!と思ってしまうのは、私だけではないはず!!
おまけに、新型コロナワクチンの集団接種における医師の給料と看護師の賃金格差が話題にはなっていましたが…
医師は、看護師に対して指示を出し、実施するのは看護師。(これだけだと、医師は仕事してない様ですが😅手術、検査、外来診察、研究など、忙しい仕事です)
看護師がいなくては病院は成り立たないと言っても過言ではない、重要な職業だと思っています。
その看護師の給料は医師とは比べ物にならないぐらい少ない…医師も同等の給料ならそうは思わないのかもしれませんが、賃金格差が激しすぎて、余計に割に合わないと感じるのです。
さらに、もう一つ!看護師の仕事は、看護学だけでなく、医学、薬学、介護、栄養など、幅広い知識を求められます。
医師も幅広い知識を求められてはいますが、看護師はそれプラス看護の専門知識を持っているのです!!
なのに、激しい賃金格差…😡!!看護師が給料に満足しない原因はここにもあります。
休暇が取れない
シフト制の看護師は、休みが決まっていないので、休みが必要な日は休み希望を出す必要がありますが…
休み希望の日は、週休の消化に当てられます…
「ここ、年休ください」なんて、言える雰囲気ではありません!!
むしろ、週休消化すらも翌月に繰越すなんてことも少なくありません。
休み希望は予定があるから希望するのであって、体を休められる日ではない!にも関わらず、そこは配慮されません。
私が勤めていたところは、連勤は5日までだったのですが…
保育園休みの日(土日祝)は休みの配慮をしてくれてはいたのですが…ということは、平日の5日勤になるわけです!!それだけでも結構なハードワーク…
子供の行事や病院で平日の休み希望をとると、その週は土日の出勤を余儀なくされます。
休み希望とはいえ、その日は一日中、子供の事でバタバタします!
私からすると、いくら子供のこととは言え、仕事と同等に疲れるのです。休んだ日は週休消化になるので、翌日からまた仕事…体を休める間もなく仕事が続きますので、私の中では実質6連勤みたいなことは普通にありました💦(疲労の蓄積で体調を崩したこともあります)
年休も、取れるのは、法律で決められてる5日のみ。そして、シフトの中に、勝手に入れられる…
自分が休みたいから年休使う!ということはできません…
さらに、退職する時もギリギリまで働いています。年休消化?なんですか、それ?という感じでしょうか。
看護師には年休という概念は通用しません😭
そして、専門職ならばどの職業も同じかもしれませんが、スキルアップのための研修を受講することが義務付けられています(自己研鑽という名の、強制です)。
(自己研鑽なので、ものすごい鋼のハートをお持ちの方なら研修行かなくても、どうにかなりますが、研修を受講していないと、上司からのパワーがすごい!😅)
自己研鑽ということになっていますので、研修は休暇を利用して受講、その受講費は自腹…(そんなに安くありません)
ごく稀に出張という名で研修参加できることもありますが、研修参加すると、レポートを提出する必要があります。そのレポートはもちろん勤務時間外に行わなければなりませんし、出張であっても、負担があるのは交通費のみなんてことも。
ギリギリでシフトを組まれてありますので、体調不良でも他のスタッフへの負担を考慮すると、休むこともできません。
婚期が遅い
クリニックや老人ホームなどでは、既婚者も多いとは思いますが、私が勤めていたのは総合病院だったため、独身率はかなり高かったです。
私が約20年務めたうち、病棟勤務の時(配属部署の職員数約25~35人)はほぼ全員独身でした。稀に既婚者がいましたが、居て1~2人。
育児短時間制度を利用している人はいましたが、2~4人程度。(この方は既婚者)フルタイムで正社員として働いている看護師はほぼ全員独身でした。(育児短時間制度が終了する時期にみんな辞めていきます)
病棟で夜勤もして、フルタイムで働くとなると、子供との時間はほぼ皆無。子供がいる人は皆、親兄弟に預けていました。
外来での正社員なども含めると既婚者は増えますが、それでも、一般的な既婚率を考えると圧倒的に少ないです。
実際、日本看護協会の調査によると25歳~29歳の看護師の未婚率は75%らしいです…
不規則な生活で体は疲れ、休みの日は研修を受講させられ…
研修を受けるような向上心が高い人は、結婚、出産よりも仕事を選ぶ方も多いと思います(これはどの職業でも同じですね!)
出会いは少なく、疲れているのに、出会いを求めに行くのもイヤになりますし、意を決して出会いを求めに行くと、男性からは看護師というだけでいやらしい目で見られたり、給料は高いんでしょ?と言われたり…(看護師であることを隠して出会いの場に行く人も多いです)
パートナーがいても、生活リズムも合わなくなる…パートナーが理解を示してくれる人でないと続かないと思います。
周りもみんな独身なので、30歳でもまだまだ大丈夫だろう!と思ってしまう環境でもあります。
化粧が乗らない
不規則な生活で生活リズムは乱れ、ストレスも加わり、食生活も乱れがち。
ホルモンバランスも崩れるため、お肌のトラブルはつきものです。お肌が荒れている人は多くいました。
お手入れにかける時間も気力もなく、化粧が乗らないなんてことは、日常茶飯事です。
私の友人の中でも、看護師をしている友人は美容に気を付けている人が多いイメージですが、それでも、生活が乱れると、トラブルは避けられません。
薬に頼って生きている
看護師も体調を崩すことはありますが、前述した通り、休暇が取りにくい職業。
夜勤を休むともなると、誰かが変わりに出勤し、代わりに出勤してくれた方の元々の勤務の代わりも見つけなければならない…という負のループです。
日勤はどうにかなることもありますが、それでも、他のスタッフへの負担はかなり大きいです。
他のスタッフに迷惑かけられないからと、多少の体調不良だと、薬を飲みながら仕事をしています。(体調に合わせて、この薬を飲もう!という判断はできます)
薬はできるだけ飲みたくない!と言われる方もおられるでしょうが、看護師は身近に薬があるからか、そういう人はいません。
何なら、QOLが下がるぐらいなら早く飲もう!という感じです。
そして、人には、病院に行った方がいいよ!というわりに、看護師は病院にはあまり行かないもの。
自分の症状はまだ様子見てて大丈夫!という判断ができるから。そして、薬を飲みながら自分で経過観察しています。
(看護師が病院に行くときは、本当に悪くなった時です)
さいごに
9Kと言われる、看護師の仕事について、約20年の経験を経て思うことをまとめてみました!
9Kでは事足りないくらい、看護師とは改めて大変な仕事ですね。
少しでも看護師という仕事が働きやすく変わっていくことを願っています!!!